Fukui Pipe Organ Project vol.2
声楽、器楽、パイプオルガンで奏でる
J.S.バッハ
作曲家J.S.バッハが器楽曲をオルガンの為に編曲していることから、今回は、カンタータ演奏で、器楽のソリストお二人とオルガンとで小編成オーケストラに見立てて演奏いたします。ミニマルな状況でオルガンがどのように役立つのか、サステナブルな音楽活動を考えるうえで、一つのヒントになれば幸いです。
福井県在住で素晴らしい活動をされているCBCフィルハーモニーコール、バリトンの山下哲弘さんとご一緒できることはこの上ない幸せです。ソプラノの澤江衣里さん、ヴァイオリンの桐山建志さん、オーボエの尾﨑温子さんという日本が世界に誇る音楽家の方々と福井でご一緒できる喜びも格別です。
オルガンでは、クリスマス前の、アドヴェントの季節に因んだコラール作品もお届けいたします。
★出演者の希望により、演奏曲に変更がございます。
島根県益田市出身。国立音楽大学卒業。東京藝術大学大学院修士課程及び博士課程修了。英国歌曲研究により博士号取得。日本学術振興会より奨学金を得て、ロンドン留学。第79回日本音楽コンクール2位入賞。第11回東京音楽コンクール最高位。声楽を永井和子、佐藤峰子に師事。
2006年よりバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)のアンサンブル・メンバーとして研鑽を積む。ソリストとして日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、BCJと共演。バッハ《ロ短調ミサ曲》、ロイド=ウェバー《レクイエム》など後期バロックから現代まで幅広いレパートリーを持つコンサート歌手として活躍している。
島根県ふるさと親善大使・遣島使。
澤江衣里オフィシャル・ウェブサイトhttps://www.eri-sawae.com
福井県越前市(旧武生市)出身。
大阪芸術大学卒業。
卒業時に音楽学科賞受賞。同大学院博士課程(前期)修了。
ウィーン国立音楽大学オペラ科にて研鑽を積んだ後、声楽専攻科を最優秀で卒業。卒業後、他の音楽院にて歌曲・オラトリオを専攻し、最優秀で卒業。
2018年よりアーノルドシェーンベルク合唱団在籍。アン・デァ・ウィーン劇場、楽友協会等を主として、ウィーン内外で活動。
第59回福井県音楽コンクール知事賞受賞。第9回日本演奏家コンクール第二位受賞(一位無し)。
第61回全日本学生音楽コンクール大阪大会入選。
第36回福井県新人演奏会 合格。第16回、18回大阪国際音楽コンクールファイナリスト。
2013年、教会でのコーラスコンサート開催のために女声4名、男声3名にピアニストを加えたメンバーで結成されたヴォーカルアンサンブルグループ。以降メンバーを拡充しながら、チャペルコンサートのほか、演奏依頼や記録録音などに応じた演奏活動をおこなう。宗教曲から現代曲、流行歌までの幅広い合唱音楽をレパートリーとする。
メンバーそれぞれが様々な団体で歌い手や指導者として活動する、歌とハーモニーを愛する(phil-harmony)合唱人集団。
●メンバー(50音順)
小形光輝 小川睦夫 坂本流美※ 佐々木直美 髙橋賢哉※ 辻 邦博※ 直井亮裕 西尾順子 藤澤久乃 松原幸江 宮崎昭子
山本和治 山本裕一 吉岡 薫
《※:賛助メンバー》
長野県出身。3才より才能教育でヴァイオリンを始める。東京藝術大学を経て同大学院修了、フランクフルト音楽大学卒業。1998年第12回古楽コンクール〈山梨〉第1位、1999年ブルージュ国際古楽コンクールソロ部門第1位。2005年、古楽コンクール〈山梨〉の審査員を務める。2017,18年には全日本学生音楽コンクール全国大会の審査員を務める。2000年秋にリリースしたデビューCD「シャコンヌ」(CAIL-728)は、レコード芸術誌特選盤となる。以後、多数のCDを主にコジマ録音よりリリース。
現在、愛知県立芸術大学教授、フェリス女学院大学非常勤講師。チェンバロの大塚直哉と共にデュオ・ユニット「大江戸バロック」を主宰。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学音楽学部を経て、同大学大学院音楽研究科修士課程修了。1996年秋よりブリュッセル王立音楽院に留学し、1998年夏にモダン・オーボエでは栄誉賞付きディプロマを、バロック・オーボエではフォア・ディプロマを同時に取得し帰国。
前川光世、井口博之、小畑善昭、小島葉子、P.ドンブレヒトの各氏に師事。
これまでにバッハ・コレギウム・ジャパン、クラシカルプレイヤーズ東京、松本バッハ祝祭アンサンブル、コントラポント等、古楽器のオーケストラ、アンサンブルにメンバーとして参加。
桐朋学園大学非常勤講師。
米国とオランダに学び、1976年以来、クラヴィコードを手元楽器として歴史的建造法に基づくオルガンで演奏・教育活動に携わる。ハーモニーホールふくいのオルガン設置時に招聘を受け、3年間オルガンの普及・教育活動を行ったが、なお一層オルガンの魅力を発信したいという思いから、本年、自主企画Fukui Pipe Organ Projectを立ち上げた。CD「クラヴィコードの世界~秘められた音楽領域を探る~」浜松市楽器博物館コレクションシリーズ23、「バッハの森からの贈り物~オルゲルビュッフライン~」、「Soli Deo Gloria~J.S.バッハ:クラヴィアユーブング第3巻~」をリリース。いずれもレコード芸術誌の特選盤となる。
フェリス女学院大学名誉教授。